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2026.06.18

10代女子 起立性調節障害|朝起きられず週4日遅刻していた中学生が、修学旅行にも参加できるようになった症例

初診時の状態(202〇年3月)

14歳の女子中学生。

1月頃から「手に力が入らない」という症状が出現し、病院で検査を受けましたが異常は見つかりませんでした。

その後、

  • 朝起きられない(起床は昼12時頃)
  • 目が覚めてから体が動くまで2時間ほどかかる
  • 起き上がると立ちくらみや脈の乱れ、頻脈が起こる
  • 強い脱力感と倦怠感
  • 日中の眠気
  • 長時間起きていられない
  • 食欲低下(食べたい気持ちはあるが食べられない)
  • 下痢
  • 月経不順
  • 手足の冷え
  • 天候による頭痛や体調不良

などの症状が続き、学校は週4日ほど遅刻しながら通っている状態でした。

また、

  • アイスクリーム
  • 甘いもの
  • パン類

を好む食生活があり、胃腸機能の低下や冷えも目立っていました。


漢方的に考えたポイント

この方の場合、

  • 胃腸の働きの低下
  • 体力不足
  • 水分代謝の乱れ
  • 冷え

が重なり、十分なエネルギーを作れない状態になっていました。

その結果、

「朝になっても体が活動モードに切り替わらない」

「起きようとしても脈が乱れ、立ちくらみや脱力感が起こる」

という悪循環に陥っていると考えました。

そこで、胃腸を立て直しながら、体を温め、朝から活動できる力を少しずつ回復させていく方針で漢方を開始しました。


1か月後

服用回数は十分ではなく、1日2回しか飲めていませんでしたが、

  • 起きるまでの時間が短くなった
  • 遅刻はあるものの毎日登校できるようになった
  • 長時間起きていられるようになった
  • 起きていられる時間が約11時間まで延びた
  • 春休み中は昼寝をしなくても過ごせる日が増えた

など、少しずつ改善がみられました。

この頃には、

「5月の修学旅行に行けるだろうか」

ということをご本人、ご家族ともに心配されていました。


約2か月後

修学旅行に無事参加。

旅行先でも朝起きることができ、

食事もしっかり取ることができました。

これまで自宅では昼頃まで起きられず、朝起きるだけでも大きな負担となっていたことを考えると、大きな変化でした。


同じような症状でお悩みの方へ

起立性調節障害のお子さんの中には、

  • 朝起きられない
  • 体がだるい
  • 立ちくらみや動悸がある
  • 学校に遅刻してしまう
  • 日中眠くて集中できない
  • 食欲がない
  • 冷えや胃腸の弱さがある
  • 甘いものやパンを好む
  • 月経不順を伴う

といった症状が複数重なっていることがあります。

「検査では異常がない」

「気持ちの問題では?」

と言われてしまうことも少なくありません。

しかし、体の回復力を高めていくことで、少しずつ朝起きられるようになり、学校生活や行事に参加できるようになるケースもあります。

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